wtatsuruの技術方面のブログ

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DevRel/Japan CONFERENCE 2021 に参加した

スポンサーとして参加させてもらったのでブースに立ってました。バーチャル開催なので oVice で場所をもらって机に立ってる感じ。
devrel.tokyo
ブースの方を盛り上げるのはなかなか難しかったな。バーチャルスペースは ask the speaker の方が盛り上がりやすそうだったので、登壇を狙ってアウトプット増やすほうがいいかもしれない。

カンファレンス本体は Youtube 配信だけど、合間に Spatial Chat, oVice, Remo と移り変わっていったのはなかなかおもしろい試みだった。参加者として知らない人とうまく話すみたいなのは、まだ難しさを感じる。仕事でもこのへん試す機会はあるのだけど、知り合い同士で使ってるとそれなりにうまくいくので、リアル空間の模倣では解決できない課題を感じる。

セッションも裏で見ていた。最初にやってたライティングのセッションは、技術記事を精力的に発信してる企業の話が特徴が出ててなかなかおもしろかった。テクニカルライティング周りは最近じわじわ盛り上がってきてる印象がある。
メルカリさんは全社戦略からチームとの連携がしっかり取れてる、つなぐ役割が置かれている。クラスメソッドさんは逆に、どんどんレビューなしで出して、みんなでわいわいフィードバックする文化で担保されている。New Relic さんは海外で発信されたものをただ翻訳するのではなく、日本の顧客に向けての内容を発信する。


後半で印象に残ったのは採用の話。開発者向けのサービスを扱う職種としてどこもプログラミング経験くらいは必須にしているようだけど、やはり認知が少なくて、採用は苦労していそう。情報技術をベースに置きつつ周辺領域をあわせて活かすキャリアの認知をもっと広げていく必要はあるって認識はどこも共通だった。サイボウズさん DevRel 20人いるってことでうらやましい。
エンジニアキャリアを生かしたキャリアを考える時に、手を動かすことをメインにしない場合の技術の磨き方、キャリアの継続性はなかなか難しいと感じる。ブースでも似た話をしていたのだけど、開発者と行き来する人もいるらしい(周囲の人を見ても少しイメージは湧く)。専門性を生かした総合職的なに柔軟に立ち回る生き方、T型なのかダブルメジャーなのかいろいろ呼び方考え方あると思うけど、組み合わせを絞るとぴったりはまるモデルケースはなくなるんだろうな。

DevRel領域重要だと思うけど、日本でなかなか認知されてないので、広まっていってほしい。

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